ろくでなし子さん、レンタル。の巻

2015-10-26-Mon

ろくでなし子さん、レンタル。の巻

先月は9月のアタマ、「ろくでなし子さんをレンタル」しました。そのことをちゃんとレポートしようと思った矢先、かつてないワキ汗ジットリ案件に投げ込まれ、時間もココロも失い1.5ヶ月。やっとなにかを取り戻しつつある今日このごろ。今さら感も否めませんが、あらためまして、なし子さんレンタルレポート。

ことのおこりは、オッカ。

ことのおこりは弊社のオッカで、かねてより「なし子さん、なし子さん」と、とにかく、なし子さんをグイ推しで、なし子さんが「レンタルサービス」をはじめるやいなや、「あのぉ、会社でなし子さんレンタルしていいッスか」ときた。

ろくでなし子さんと言えば、「自らの女性器をスキャンして作った3Dプリンタ用データを不特定多数に送信したり、女性器をかたどった作品『デコまん』を展示をしたとして、わいせつ電磁的記録送信やわいせつ物公然陳列などの罪で逮捕・起訴」という今まさに裁判中の「被告人」。

つまり最高におもしろいひと!「しようしよう、レンタルしよう! そうしよう!」となった次第

なし子さんがやってきた。

場所は、弊社事務所から徒歩3分、リーゼントだじゃれマスターの「おでんの花ちゃん」。お迎えしたのは、オッカとわたくし芹沢、それからアタルくんこと弊社に出入りする謎のお兄ちゃん。やってきたなし子さんは、ひとことで言えば、「たいへんに、かあいらしぃひと」。ゲラゲラと楽しい時間を過ごしましたが、はて、じゃあ何を話したかというとこれがさっぱり思い出せない。リーゼントマスターが、「しょーもねー」とつぶやいていたのは憶えているので、とにかく、ろくでもない話がとっても弾んでいたにちがいありません。

これを書きながら、ひとつ思い出したのは、なし子さんが、かの岩井志麻子センセイから直々に賜ったという「女は3本のてぃんこを持て」という、サンマタ?あるいはセフレ複数キープ励行的金言。ん〜、こりゃろくでもない。

とにかく、レンタル時間をはるかにオーバーして、なし子さんの、そのまっとうさ、そのかあいらしさにやられた夜でした。

ろくでなし子さんの裁判情報。

さて、なし子さんは、10月15日、東京地裁で第4回公判、弁護側の冒頭陳述がはじまったところ。傍聴抽選から漏れたオッカはしょんぼり帰ってきたものの、こちらの「弁護士ドットコム」の記事「<ろくでなし子裁判>「オナホールやバイブと違って、性欲を刺激しない」と無罪主張」は必見。

この状況はもう真のキングオブコント2015。この壮大なコントの果て、なし子さんの無罪を祈念してます。

この不思議な問題について、でたらめな意見。

冒頭陳述では「わいせつではない」を主張しているようですが、僕は、芸術もわいせつも大好きだから、そもそも「わいせつ」であるから逮捕されるというのが、ただの不思議。強制は論外として、表現におけるそれなどは、「ほっとけよ」と思うばかり。だから、「これはわいせつではない」という主張より、「この程度のわいせつで逮捕するな」っていう主張の方が僕には腑に落ちるんです。実際、「芸術」でもあり「わいせつ」でもあるっていう見え方が僕には自然だし、そもそも、この罪の肝は、「公然陳列」にあるわけだけど、「わいせつの公然陳列化」こそが芸術だっていうコンセプチュアルなパタンもあると思うんです。実際、僕の中を精査してみても、明らかにそうした面白さに響いてます。当然その場合の「芸術性」を担保してるのは、公然陳列された作品の「わいせつ性」にあるわけです。

って、それでは裁判は闘えないんだろうけど、もし、社会の中で法的に「わいせつ」を評価しなければいけないのなら、「わいせつ」の否定ではなく、「良いわいせつ」と「悪いわいせつ」を、なめらかで長いグラデーションでとらえて、都度都度のんきに平和に判断ってことでどうでしょう。そもそもこの訴え自体がのんきで平和過ぎなんですから。結果、なし子さんの作品群は公然陳列してもおとがめなしの「良いわいせつ」に認定!。やったーっつって、裁判所の舞台がドリフよろしくグルリ回転、なし子さんを真ん中に弁護士裁判官検察官がずらり並んで紙吹雪のカーテンコール。鳴り止まない拍手の中、全員があのポーズで「はい、まんこ!」。

なし子さんを応援しよう。

とは言え、現実に、なし子さんはクニと闘っている真っ最中。なんにつけても、「だめ!」っていうひともいれば「べつにいいじゃん!」ってひとも。両方いるのはあたりまえだけど、「だめ!」ってサイドに、国が立った時点で、「べつにいいじゃん!」サイドには、闘う権利が生まれる。なぜなら、その時点で一方にのみ、つまりクニ側にのみ、取り締まりという名の強制や拘束などの、文字どおり「暴力」が許されることになるからだ。それに対して、「こんにゃろーっ」と、この闘いのさきっちょに、今、なし子さんが立っている。なんかふざけた感じで。弊社もクライアントなどに目配りしながら弱腰で応援中だ!